イランカラプテ〜
どうも、ちゃいよーです。
【クセ強め?】2020年買ってよかったもの10選に続き、2020年よかったシリーズ第二弾!
2020年読んだ100冊以上の本の中から、特に「読んで良かった〜」と思った本を10冊紹介します。
ミステリー小説からビジネス書、旅エッセイバラエティに富んだラインナップになりました。それでは、さっそくいっちゃいよー。
もくじ
怪物の木こり
第17回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作。本格サイコ・スリラーです。サイコ弁護士 VS 脳を割って盗む「脳泥棒」の殺し合い。すべては26年前の児童連続誘拐殺人事件から始まった…。
個性的な登場人物とスピード感のある展開で、思わず一気読みしました。ストーリーの面白さに加えて、哲学的なメーセージ性もこの本の醍醐味。
今年はミステリーだけでも20冊以上読みましたが、一番印象的な小説でした。
82年生まれ、キムジヨン
韓国で社会現象を巻き起こした社会派小説。主人公であるキム・ジヨンである精神科医のカルテという体裁で彼女の半生を回顧していく構成。キム・ジヨンが直面する数々の困難や差別とは…?
人生初の韓国文学。小説ですが、ノンフィクションのようなリアルさで、韓国の男女格差を表現しています。
僕自身、気付きの多い一冊でした。
「山奥ニート」やってます。
和歌山の山奥でニート仲間と暮らしている石井あらた氏によるエッセイ本。山奥ニートの日常が僕にとっては非日常で、楽しく読めました。
「こんな生き方もあり!」と思わされます。都会での生活に疲れている人に読んで欲しい一冊。
流浪の月
2020年本屋大賞受賞作。あなたと共にいることを、世界中の誰もが反対し、批判するはずだ。わたしを心配するからこそ、誰もがわたしの話に耳を傾けないだろう。それでも文、わたしはあなたのそばにいたい…。
恋人でもない、肉体関係もない、かといって友情でもない。でも、深い部分で繋がっている男女の物語です。従来の枠から外れる新たな人間関係の形がこの物語にはあります。
言葉で上手く説明できません…。「読んだらわかる」としか言いようがない。小説の醍醐味が詰まった傑作です。
起源図鑑
生命からヘソのごままで、さまざまな起源についてまとめた図鑑。ポップなイラストと豊富な解説で、大人が楽しめる図鑑となっています。
「歴代のお尻拭き」や「宗教の非常識なエピソード」など、興味深いトピックが満載。ふとした時、手に取りたくなる、そんな愛くるしい図鑑です。
表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬
お笑い芸人のオードリー若林氏によるキューバ旅行記。「お笑い芸人のエッセイ本」だと思ったら大間違いでした。
きめ細かい描写力は、もはや旅作家です。なんとなしに手に取った本でしたが、気付けば彼の世界観にどっぷりと浸かっている自分がいました。
脳内キューバ旅行を堪能したい人はぜひ。
ケーキの切れない非行少年たち
児童精神科の著者が数ある非行少年と出会う中で、日本社会の根底にある問題に切り込んだ一冊。
非行少年たちは極めて認知力が低いのだとか。そのため、殺人とか窃盗などの犯罪を犯したとしても、反省以前の問題で、「そもそもなぜ悪いことなのか」理解できていないのだそう。
衝撃度でいえば、今年ナンバーワンの本です。日本の教育問題について言及しています。教育関係者は必読の一冊かと。
それでも君はどこにでもいける
実業家であるホリエモンこと堀江貴文氏による世界紀行。ホリエモンの数ある本の中で一番好きかも。
トリュフ狩りやプライベートジェットの話など、普通の旅エッセイにはないエピソードが盛りだくさん。夜な夜な一気読みしちゃいました。
歴史や政治、ビジネスなど幅広い視点から世界をみているホリエモンから学べることは多いです。旅エッセイとして楽しめ、ビジネス書としても学べる一冊。
僕らはそれに抵抗できない 「依存症ビジネス」のつくられかた
世界中で絶賛された話題の本。本書では、数々の事例や研究結果を元に、依存ビジネスのメカニズムを紐解いています。今後、何度も読み返すであろう内容の濃さです。
中でも世界中で蔓延する「スマホ依存」は依存症ビジネスの産物。スマホ依存の恐ろしさと依存対策についても、言及しています。
企業が人々の依存を設計できるとしたら、恐ろしくありませんか?依存を生み出すのではなく、自分が依存しないために必読の一冊です。
世界しあわせ紀行
アメリカ人ジャーナリストが「幸せ」テーマに世界を旅した様子をつづった紀行。幸福度の高いスイスやアイスランド、逆に幸福度の低いモルドバ、お金もちの国カタールなど全10ヶ国。
著者は、旅先で出会った人々への取材を交えながら、宗教・習慣・産業・経済など幅広い視点から幸福について考察しています。
堅苦しい内容かと思いきや、ところどころにアメリカンジョークをかましてくるので、飽きることなく読めました。
ただの旅人ではなく、ジャーナリストが書いた本だけあって、リサーチ量・思考量が段違い。読み応えたっぷりの本です。
2020は読書の年
山奥ニートの本から日本の社会問題に切り込んだ新書まで、さまざまな本を読みました。2020年はコロナ禍で自由に旅ができない分、旅エッセイを読み漁った年。
読めば読むほど、また新たな本を読みたくなって、本当にキリがありません。すでに読みたい本リストは400以上…。笑
あなたは2020年、どんな本を読んで、どんな本が印象にこ乗りましたか?
当記事を通じて、「新たな本との出会い」があれば嬉しいです。来年も、読書生活を楽しみましょう。
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